シロアリはなぜ家に出る?湿気・木材・押し入れ…発生原因とNG行動とは?

シロアリの基礎知識
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シロアリが家に現れると大きな被害になります。

でも、なぜ?どこから?
シロアリはやってくるのか?

湿気や木材、意外な場所にも原因があります。

今回はシロアリが家に出る原因と、気をつけたいNG行動を紹介します!

シロアリが家に発生する理由

湿気が特に重要!

シロアリは、家の木材や基礎部分を食べてしまうため、放っておくと深刻な被害を引き起こします。

では、シロアリがどんな場所に現れるのでしょうか?

主な発生原因を見ていきましょう!

1. 湿気が多い場所

シロアリは湿気を好むため、湿度が高い場所に引き寄せられます。

湿気の多い場所では、シロアリが巣を作りやすく、そこで繁殖を始めます。

雨漏りや地下室、浴室などの湿気がたまりやすい場所は要注意です。

ヤマトシロアリは北海道北部を除く日本全土に、イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と千葉県の一部、それに南西諸島、小笠原諸島に分布 しています。イエシロアリは千葉県以西の温暖な海岸線に沿った地域に散発的に発生しており、ダイコクシロアリは奄美大島以南に分布しています。
引用:公益社団法人 日本しろあり対策協会

日本全国に生息していると言われており、最近ではアメリカカンザイシロアリダイコクシロアリの被害が増えてきています。

アメリカカンザイシロアリは特に、関東や関西地域に集中しています。

シロアリの種類と特徴はこちら
シロアリの種類と特徴は?ヤマト・イエ・乾材の見分け方と被害例も紹介!

湿気対策

となると、湿気を管理することはシロアリ対策の第一歩だと言えます。

以下の方法で湿気を防ぐことができます

  • 換気をしっかり行う:換気扇を使用したり、窓を開けて湿気を外に逃がしましょう。
  • 除湿機や湿気取りを使う:特に地下室や浴室の湿気を抑えるために、湿気取りを使うのも効果的です。

湿気対策や予防グッズについては →
シロアリを寄せつけない家に!簡単にできる予防グッズ&日常対策5選

2. 木材が腐りやすい環境

シロアリは木材を食べることで知られていますが、特に湿った木材を好む傾向があります。

湿気の影響で木材が腐ると、シロアリにとっては格好の餌場となり、そこで巣を作ることが多いです。

シロアリが木材に被害を与えると、建物の構造が弱くなり、最終的には大きなダメージを受けることになります。

木材を守る方法

木材が湿気を吸わないようにするために、以下の対策を実践しましょう!

  • 防腐処理を施す:木材に防腐剤を塗布して、シロアリが食べにくくなるようにします。
  • 定期的にチェック:特に床下や基礎部分の木材は定期的にチェックし、腐食やシロアリの兆候がないか確認しましょう。

3. 押し入れや収納場所

押し入れや収納場所もシロアリの発生源となりやすい場所です。

湿気がたまりやすく、木材や段ボールなど、シロアリが好む材料が多いため、ここでも巣作りが行われることがあります。

特に湿度が高い時期に注意が必要です。

収納場所の湿気対策

  • 整理整頓:押し入れや収納場所を整理し、湿気がこもらないようにしましょう。
  • 湿気取りを使用:湿気が気になる場所には除湿剤を置いて、湿度を管理しましょう。

シロアリがどこから家に入ってくる?場所は?

では、シロアリはどこから入ってくるのでしょうか。

シロアリはどこからでも家に侵入する可能性がありますが、特に注意すべき侵入経路があります。

主な侵入箇所は3つです。

  • 地面から
  • 配管やケーブルの隙間
  • ドアや窓の隙間

詳しく解説と対策を説明していきます。

1. 地面から

シロアリは土を通じて家に侵入することが一般的です。

土中に巣を作り、湿った木材や建物の基礎部分に直接アクセスすることができます。

シロアリは地面から上がってきて、基礎や柱に穴を開けて入り込むことが多いです。

防止策

  • 地面からの浸水を防ぐ:家の周りの地面を適切に整え、雨水が家の基礎部分に浸透しないようにしましょう。
  • 基礎の隙間を埋める:基礎部分に隙間があると、そこからシロアリが侵入しやすくなります。隙間があれば、早めに補修しましょう。

2. 配管やケーブルの隙間

配管やケーブルが通っている場所は、シロアリが家に侵入する経路としても使われます。

特に、エアコンの室外機裏はシロアリにとって絶好の環境と言えます。

配管の周りに隙間があると、シロアリがそこから侵入し、壁や床に巣を作ることがあります。

防止策

  • 配管周りの隙間を確認:配管やケーブルが通る場所に隙間がないか確認し、必要に応じてシーリング剤などで埋めておきましょう。
  • エアコンの掃除:エアコンのフィルターや室外機の吹き出しの汚れを取ることが重要です。そうすることで、エアコンの効率も上がり電気代削減にも!

3. ドアや窓の隙間

ドアや窓の隙間からもシロアリは侵入することがあります。

特に水漏れや雨漏り、結露で湿気がこもりやすい場所で、シロアリが動きやすい環境が整うことがあります。

防止策

  • 隙間を埋める:ドアや窓の隙間をしっかり閉じて、シロアリが入ってこないようにしましょう。
  • コンクリートの点検:コンクリートは経年劣化で隙間ができてきます。

シロアリを防ぐためのNG行動

シロアリの発生を防ぐためには、日常生活の中で気をつけるべきことがあります。

ここでは避けるべきNG行動をご紹介します。

1. 湿気を放置する

湿気が多い場所を放置しておくと、シロアリが集まる原因になります。

浴室や台所、地下室など、湿気が溜まりやすい場所はこまめに換気し、湿気がこもらないように管理することが大切です。

2. 木材の管理を怠る

湿った木材や腐食した木材はシロアリを引き寄せます。

特に基礎部分や床下の木材は定期的にチェックし、木材の状態を確認しましょう。

腐った木材はすぐに取り替えることが重要です。

3. 換気をしない

湿気を逃がすために換気は非常に重要です。

特に湿気がたまりやすい場所(押入れ等)では、換気を十分に行うことでシロアリの発生を防ぐことができます。

換気扇を活用したり、窓を開けて新鮮な空気を入れましょう。


シロアリ対策でできること

シロアリを家から守るためには、早期の対策が必要です。
以下の方法を実践して、シロアリの発生を防ぎましょう:

  • 湿気管理:湿気を抑えるために換気や除湿を行い、湿度を一定に保ちましょう。
  • 木材の防腐処理:木材には防腐剤を塗り、シロアリが食べにくくします。
  • 定期点検:家の基礎や木材、収納場所などを定期的にチェックし、シロアリがいないか確認しましょう。

シロアリは早期に対策を取ることで、大きな被害を防ぐことができます。日常的な管理をしっかり行い、家を守りましょう。

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まとめ

シロアリは湿気や木材が原因で家に現れます。

また、地面からや配管、隙間などから侵入することも多いため、湿気管理や木材のチェックが重要です。

シロアリが入ってくる場所を知り、早期に対策を取ることで被害を最小限にしていきましょう!

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