「市販薬を使って自分で駆除できるのか…それとも業者に頼むべき？」
「費用も気になるし、でも家のことだから失敗したくない…」
シロアリを見つけたとき、多くの方がぶつかるのがこの判断です。
結論から言えば、状況によって最適な方法は異なります。
ただし誤った選択をすると、再発による費用の二重払い、住宅価値の低下、修繕工事の高額化といった深刻な問題に発展する可能性も。
この記事では以下の内容を、現場実例やプロ視点をもとに徹底解説していきます：
- 自力駆除と業者駆除の正しい違い
- 「自分でできる」のはどんなケース？
- プロに任せた方がいい基準と理由
- 失敗しない選び方と無料調査の活用法
シロアリの種類を知るなら
シロアリの種類と特徴は？ヤマト・イエ・乾材の見分け方と被害例も紹介！
【基礎知識】シロアリ駆除は「自力」と「業者」で大きく異なる
まず大前提として、シロアリ駆除には以下の2つの手段があります。
① 自分で駆除（DIY駆除）
- ホームセンターや通販で買える市販薬（スプレー、ベイト剤など）を使って、自力で駆除する方法。
- 初期対応や予防レベルの作業に向いている。
✅ 費用：数千円〜
✅ 即日対応が可能
✅ 簡易的な施工で済む
② 業者による駆除（プロ施工）
- 専門業者による現地調査・薬剤選定・駆除・予防・保証までセットで提供される施工。
- 中〜重度の発生・床下被害・長期対策に適している。
✅ 費用：10万〜20万円前後（相場）
✅ 床下や壁の中まで対応可能
✅ 5年保証や再発時無料対応あり
【比較】自分で駆除するメリット・デメリット
メリット
コストが安い
数千円で薬剤を購入できるため、初期費用を最小限に抑えたい方にとって魅力的。
即日対応できる
シロアリを発見した瞬間に対応できるため、「今すぐ何かしたい」場合には心強い。
デメリット
効果が一時的／再発リスクが高い
市販薬はあくまで表面的なシロアリにしか効果がないケースが多い。
巣や女王アリまで駆除できなければ、再発の確率は極めて高い。
被害範囲の特定ができない
床下や壁内部など目に見えない場所の被害に気づけず、進行を許してしまうリスクが大。
誤使用による健康・火災リスク
油剤タイプのバリア工法薬剤は揮発性が高く可燃性。
換気が悪い場所で使うと、健康被害や火災の危険も伴う。
自力駆除については
シロアリ駆除は自力でできる？業者との違いや費用・効果・後悔しない選び方を比較！
【比較】業者に依頼するメリット・デメリット
メリット
再発リスクが極めて低い
- 巣・侵入口・水回り周辺まで徹底調査と処置が可能
- 最新薬剤（ネオニコチノイド系やピレスロイド系など）を適切な濃度と方法で使用
- 一部業者ではベイト＋バリアの併用施工も実施
【シロアリ】ベイト工法とバリア工法の駆除違いは？特徴・費用・効果・向いているケースを徹底比較！
長期にわたり再発しないため、「もうシロアリに悩みたくない」人には最適。
保証制度で安心
多くの優良業者は3〜5年の保証を用意。
再発時の再施工費用を保証してくれる場合も。
家の価値を守れる
柱・基礎など住宅の資産価値に直結する部分を守ることで、将来的な売却や資産評価にも影響。
デメリット
費用が高い
10万円以上の出費となるため、一時的なコスト負担が重いと感じる方も多い。
業者選びを誤るとトラブルに
中には「無料点検後の高額請求」「不必要な施工」などを行う悪質業者も存在。
信頼できる会社選びが極めて重要です。
【判断基準】自分で駆除してもよいケース
以下のような条件がすべて当てはまる場合は、自力駆除の検討が可能です。
| 条件 | チェック |
|---|---|
| 被害が木材表面にとどまっている（食害は浅い） | ✅ |
| 羽アリが1〜2匹のみで、巣の場所が特定できていない | ✅ |
| 家がコンクリ基礎で、侵入口が限定されている | ✅ |
| 応急処置や短期的な予防が目的 | ✅ |
※ただし「念のため点検しておく」だけでも、後悔リスクをかなり減らせます。
【要注意】自力では対応できないケースとは？
以下のようなケースは放置すれば大きな損害につながるため、業者への相談が必須です。
▷ 床下・壁内部からの被害
→ 壁紙の浮き・床の沈み込み・カビ臭などがある場合は、内部で進行中の可能性大。
▷ 羽アリが大量発生した
→ 羽アリが数十匹以上、同時に発生している場合は巣が家の中に存在する確率が非常に高い。
▷ 木材が空洞化している／フンが落ちている
→ 特に乾材シロアリの場合、木くずのようなフンが周囲に落ちているケースがあり、発見しづらく再発もしやすい。
▷ 過去に再発経験あり
→ 一度駆除してもまた現れた場合は、見落としがある・巣が残っている可能性あり。再発はプロの対応で根絶を。
【迷ったら】無料点検・相談を活用しよう
「業者に頼むのはハードルが高い」
そんな方は、無料点検を提供している大手サービスを使って“現状を知る”ことが第一歩です。
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まとめ｜“いまの状況”に合った駆除方法を選ぼう
| 比較項目 | 自力駆除 | 業者駆除 |
|---|---|---|
| 費用 | ◎ 安い（数千円） | △ 高い（10万〜） |
| 効果 | △ 一時的 | ◎ 長期・根本対策 |
| 対応範囲 | △ 表面のみ | ◎ 床下・内部まで |
| 保証 | ✕ なし | ◎ 3〜5年保証あり |
| 再発リスク | 高め | 低い |
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